ワンピースの新世界編に入ってから、「スマイル」という人造悪魔の実がキーワードになっていました。
その始まりはパンクハザードから始まり、ドレスローザ編、そして現在進行形で連載しているワノ国編で重要なキーワードとなってきています。
スマイルについての大まかな正体は、ドレスローザ編にて明らかにされました。
しかし、ワノ国編ではもっと重大な秘密が明らかにされたのです。
人工的に悪魔の実の能力者を作り出せるという夢のような実ですが、完全な「スマイル」にならなかった失敗作を食べたり、うまく適応できなかった者にはひどい副作用が待っていたのです。
事実、ワノ国では多くの罪のない人々たちが、副作用に苦しんでいました。
スマイルとはいったい何なのか、そしてそのひどく恐ろしい副作用とは何なのか?
今回は「ワンピースのスマイルとは?悪魔の実の失敗作の副作用がひどい!」と題しお届けします。
目次
動物(ゾオン)系になれる人造悪魔の実「スマイル」とは?
ワンピース最新情報2019年5月26日
第943話”SMILE”康イエ死亡?
人造悪魔の実SMILEの名前の由来!○まだ食べていない獣の力を求める人達「ウェイターズ」
○10分の1の確率で獣の力を得た人達 「ギフターズ」
○果実は食べたいど失敗した人達 「プレジャーズ」
失敗した人笑うことしかできない pic.twitter.com/Srmjigm03a— キーハのユー軍(君)ナナハチ君 (@NanahachiY1) May 26, 2019
まずはスマイルについて説明していきます。
人造悪魔の実「スマイル」とは?
スマイルとは、シーザー・クラウンがドフラミンゴの命令で開発した、「人工的に動物系の悪魔の実の能力者を作り出せる」力を持つ実のことです。
オリジナルの悪魔の実は唐草模様をしていますが、スマイルは二重丸の模様の入った林檎に似た形をしており、味も林檎に近いという描写も作中に出てきています。
食べた人間を動物系の悪魔の実の能力者にすることができ、その得た能力は使い方によってはすさまじい威力を発揮していました。
しかしオリジナルの悪魔の実とは違い、大きなリスクが二つあります。
一つが不完全な変身しかできず、体の一部のみが獣となっているという人獣型にしかなれません。
しかもスマイルを食べたとされている人物たちは、ほぼ全員が人型に戻っている様子がなかったので、一生そのままの姿なのでしょう。
さらに二つ目のリスクが、スマイルにうまく適合できるのは10人に1人程度で、食べても必ずしも能力を得られるわけではないということです。
さらに不適合でもしっかりとオリジナルの悪魔の実と同じく、ほかの実は二度と食べれなくなり、一生副作用を抱えたまま生きることになるのです。
かなりリスキーなスマイルですが、カイドウはそれでも自身の部下を強くするために、ドフラミンゴがらスマイルを買い漁っていました。
そして、スマイルを食べて能力を得た500人ものギフターズが、現在も百獣海賊団に在籍しているのです。
スマイルの元になったベガパンクの人造悪魔の実
シーザーが保管し持っていた、ベガパンクの作った「失敗作」の人造悪魔の実ですが、お腹を空かせたモモの助が食べてしまいました。
その結果、モモの助は龍に変身できるようになったのですが、上記したスマイルの特徴とは違い、モモの助は完全な人型と獣型の姿に変身する事ができています。
オリジナルの悪魔の実とは違い、人獣型への変身は確認されていませんが、その点も人間と動物の中間の姿にしかなれないスマイルとは真逆の性質を持っています。
ベガパンクの作った人造悪魔の実の方が、よりオリジナルの悪魔の実に近いといえますね。
もしかするとベガパンクを目の敵にしているシーザーが、その出来栄えや効力に邪な考えを抱いて「失敗」と断じていただけかもしれませんが、その真偽は定かではありません。
食べたモモの助が獣型や人獣型への変身が上手く制御できていなかったり、変身時に幻覚に駆られて錯乱する描写があるなど、失敗である点も見られるからです。
しかしオリジナルの悪魔の実に近いベガパンクの人造悪魔の実からから抽出されたデータが、スマイルの製造に必要な「SAD」に利用されていたようです。
スマイルの元となっているともいえるので、完全な失敗作ではないでしょう。
スマイルのひどい副作用とは?
今週のワンピース。
相変わらず尾田っちはカッコいい不細工なおじさん(矛盾)を書くのが上手いなぁ…………
そしてえびす町の住人の真相。
スマイルにそんな副作用が──て、『プレジャース』ってそういう意味かい。
見返したらホントにみんな笑ってる…………うわぁ…………#wj24 pic.twitter.com/WhMEyNuahl— 爪切り (@tumekiriJUMP) May 13, 2019
では、スマイルの副作用とは何なのでしょうか?
スマイルの一番大きな副作用
スマイルの恩恵を受けれなかった人は、必ずその副作用を負うことになってしまいます。
その副作用とは「笑う以外の感情を、一生表情に出すことができなくなる」ということで、ここから「SMILE」という名前の由来になりました。
この副作用は、既にスマイルを食べて、食べた者に効力が移った後の食べ残しになっても消えません。
その効力を見たワノ国の将軍オロチは、協力関係にあるカイドウからその食べ残しを回収し、おこぼれ町、別名えびす町の住人達が食べるように仕向けたのです。
日々嘆いてばかりの住人たちに苛立っていたという、その理由だけで、無理矢理笑顔が絶えない地に変えてしまいました。
不幸をもたらしながら、それを顔に表すことすら出来なくしているその有様を、日和は地獄と称しており、また多くの読者がその事実に驚愕をあらわにしていました。
スマイルについてのツイッターの反応は?
#ワンピース #wj26
基本的には「当たり」を引いてSMILE能力者となった者には副作用が発症しないようですが、ギフターズのシープスヘッド様は本来笑えるような状況でない時に笑みを見せていたので、成功した場合でも多少の副作用が出る場合もあるようですね。 pic.twitter.com/nn9sqw8LUU— ハンセイ (@neoamakusa) May 27, 2019
ギフターズ(与えられた者=スマイルで能力を得た者)
プレジャーズ(楽しむ・喜ぶ者=スマイルで能力を得られず、副作用で笑うことしか出来なくなった者)— 泥原 (@konnton) May 13, 2019
今週のONE PIECEこんなに心痛い話は久しぶりな気がする。全ての元凶のシーザーも許されないけど、SMILEの「笑う事しかできなくなる」副作用を知った上であえて貧しいおこぼれ町の人々に食わせ、「笑」以外の感情を奪ったオロチはもっと許せん。過去最低の人間かもしれない。誰か共感して…. pic.twitter.com/PwBZH2ToFs
— りくと (@rikuto_onepiece) May 27, 2019
最近のワンピース毎週毎週胸糞エピソードばっかりだから
最後に全部チャラになるくらい
敵側メタメタにしてほしいわスマイルの副作用回復は絶対やってほしい
スマイル関連マジで胸糞過ぎる
— お粥boy (@okayuboy) June 3, 2019
#wj12
■ONE PIECE
オロチの真の目的は意外だったけど、同時に納得感もある。
SMILEの副作用を故意に広めてたのとか、いくらなんでも趣味悪すぎだろ!と思ってたんだけど、ワノ国民全員が復讐のターゲットだったからなんだな。 https://t.co/MojBaAM4zo— 河の童 (@kawawawara) February 17, 2020
ワンピースのスマイルまとめ
ワンピースに登場する、人工的に作られた動物系の悪魔の実のスマイルとは、まさに本物の「悪魔」の実ともいえるでしょう。
不完全ではありますが、食べればオリジナルの動物系の悪魔の実と同等の力を得られます。
しかし強大な力を得られるかもしれない代償として、失敗すれば恐ろしい副作用に一生悩まされるという結末を迎えてしまいます。
そしてそんなスマイルの副作用を悪用し、ワノ国の何の罪もない人々から、笑い以外の表情を一生奪った将軍オロチの所業はひどく、到底許されるものではありません。
シーザーが作り出し唯一その製造方法を知っているので、治療薬を作り出せばその副作用は消えるかもしれませんが、現在シーザーは行方知れずです。
チョッパーやローが診れば何とかなるかもしれませんが、今のところ治す手立てがないのでお手上げでしょう。
カイドウが倒されてワノ国に平和が戻った時には、ワノ国の人々がスマイルのひどい副作用から解放されているといいですね。
以上「ワンピースのスマイルとは?悪魔の実の失敗作の副作用がひどい!」と題しお届けしました。