ジャンプ本誌のヒロアカ、第277話ではデクと死柄木がついに本格的にぶつかりました。
オールフォーワンとワンフォーオールをそれぞれ引き継いだ二人、そんな二人の意識が個性に侵された瞬間が印象に残りましたよね。
さてそんなオールフォーワンとワンフォーオールの執拗はどのようなもので、その先に何をそれぞれ望んでいるのか。
今回は「ヒロアカのオールフォーワンとワンフォーオールの関係は?死柄木を操りデクの個性を奪う?」と題しお届けします。
目次
ヒロアカのオールフォーワンとワンフォーオールの関係は?
オールマイトの安心感とは対極にあるオールフォーワンの絶望感ホント半端ねえな…本誌読んでたから結末は知ってるけど、ホントここの「もうダメだぁ、おしまいだ」感凄かったもん。 pic.twitter.com/W7wboPIWFi
— ミツ@ライブが好きです (@MITZ_T666) September 2, 2016
デクと死柄木、その先代であるオールマイトと先生のぶつかりを描いた『神野の悪夢』は手に汗を握る展開でした。
二人にも執拗があるようですが、オールフォーワンとワンフォーオールの関係はさらに根深いものだと描写されています。
オールフォーワンとワンフォーオールの初代は兄弟?
- オールフォーワン
男性であるということ以外は本名不明のオールフォーワンは、超常黎明期、まだ個性を個性であると認められていない時代から生き続けています。
それはオールマイト曰く「成長を止める個性」によるものだと考えられているようです。
黎明期当時の姿は顔はハッキリとは描かれてはいませんが、初代ワンフォーオールと同じく白髪の癖毛の青年として描かれてました。
- ワンフォーオール
初代ワンフォーオールも本名不明ですが、虚弱で個性を持たない、白髪癖毛の青年として描かれています。
オールフォーワンの弟であり、ずっと兄の行動を真っ向から対立していました。
2人の過去に何があった?
#ヒロアカ
「俺のものになれ」「弟よ」ん?AFOの一人称は少なくともNo.192の面影の時点では「僕」だったはず…それ以前は「俺」だったってこと?「僕」から「俺」に変わった転弧との対比なんだろうか。ただ今はまだ「俺」時代のAFOは想像つかないですね…ずっと「僕」で馴染んでたからなあ。#wj31 pic.twitter.com/c07q25ly5L— コウ (@s_g_hrak) July 5, 2020
悪役を憧れたオールフォーワンは、「相手の個性を奪って自分のものにする」という個性を使い、自分自身が「悪のカリスマ」になろうとしていました。
それを止めようとした初代ワンフォーオールは、兄であるオールフォーワンを真っ向から否定します。
そんな初代ワンフォーオールを、オールフォーワンは「愚かで可愛い弟」と歪んだ愛情を向け続けます。
ある時監禁されても食事を拒んで抵抗し続ける弟にとうとう「『力ある存在』として世を統べてほしい」と無理やり個性を与えました。
「個性をストックする」個性と「個性を他人に与える」個性が初代の中で混ざり合い、変化してしまって「個性を育て上げ、他人に譲渡する」、いわゆる『ワンフォーオール』という個性が出来上がりました。
そうして出来上がったワンフォーオールを、初代は「いつの日か兄であるオールフォーワンを止めてほしい」と願いを託し、歴代のワンフォーオールに継承してきました。
ヒロアカのオールフォーワンは死柄木を操りデクのワンフォーオールの個性を奪う?
マジでヒロアカは「死柄木弔成長物語」だろ#ヒロアカ#wj31 pic.twitter.com/Dy9AJUghxU
— あまぺり (@ap19991224) July 6, 2020
上記したように、異常なまでに弟である初代ワンフォーオールに拘っているオールフォーワン。
その個性が死柄木に移されたせいか、死柄木の口からまるでオールフォーワンのような発言が出てきました。
死柄木の口から意図せず出た声は?
デクを見て「弟」と呼ぶ死柄木。
その直後に死柄木は少し驚いたような顔をして、その言葉は自分の意思で言った言葉ではないと確信していました。
『ワンフォーオール』という個性を今はもう亡き弟として捉えているのならば、それは死柄木の意思ではなく『オールフォーワン』という個性の言葉ではないでしょうか。
死柄木とオールフォーワンは繋がっている?
デクの意識の中に時折出てくる先代のワンフォーオールと同じように、先生である先代オールフォーワンも死柄木の中に出てくるのでしょう。
この世の悪の支配者になる事を夢見て、そして弟に歪んだ愛情という名の執着を持ち続けていたオールフォーワン。
その強い執念はいまだに消える事なく、オールフォーワンを引き継いだ死柄木の中で生き続けているのが分かります。
オールフォーワンはワンフォーオールを奪いたい?
オールフォーワンの弟である初代ワンフォーオールは、すでにこの世にはいません。
しかし弟に拘り続けているオールフォーワンは、『ワンフォーオール』という個性自体を『弟』として見ているのでしょう。
自分が奪ってきた個性を与え、実質自分が作り上げた弟の個性。
オールフォーワンは最後まで弟を自分の手元に置いておきたかった、自分側に着かせたかったところがあったので、きっと弟が唯一残した、自分が作り与えた『弟』の個性すらも手元に置いておきたいのかもしれません。
その執念が、オールフォーワンを引き継いだ死柄木の口から出てきたのでしょう。
しかし死柄木自身はそんな先生を「育ててもらったことには感謝しているが、自分はそれを超えた存在になりたい」と表現しています。
その執念すら振り払えないのであれば、先生を超えることはできないという、死柄木の気持ちが表現されているようです。
ツイッターの反応は?
#ヒロアカ
「あんたのようにはなりたくないんだ」「あんた以上になりたいんだ」は「僕はあなたみたいになりたいんだ…!!」と言ってたデクとの明確な対比。デクより向上心があるとも言えるし、師匠への敬意が足りてないとも言える。プラスにもマイナスにも取れてちょっと判断に迷うセリフだ。#wj31 pic.twitter.com/KOHTvg2pWq— コウ (@s_g_hrak) July 5, 2020
#WJ31
【僕のヒーローアカデミア】
オールマイトの様なヒーローになりたいと言う出久とAFOの様にはなりたくないと言う死柄木で対比になってますね— サダール (@Sata4290) July 6, 2020
#wj31 ヒロアカ
デクと死柄木に先代からの声が。しかし2人の場合はそこからが違う
デクは「あなたのようなヒーローになりたい」とオールマイトを目指す
しかし死柄木は「その先」。一人の“象徴”に負けない、AFO以上の存在になることを目指す……この違いが吉と出るか凶と出るか
AFO本人は許すのか— ◯◯ (@chatakanobi555) July 6, 2020
#wj31 ヒロアカ
ここまで来ると
昔のafo「非力な弟が可哀想だから個性あげるね」→いつの間にかofaの継承者が現れる→「弟を想って個性あげたのに酷い」→「ofaを寄越せ(返せ)!」(今)
がいよいよ有り得ないとは言いきれなくなってきた— おれんじ (@sandals_grbl) July 6, 2020
まとめ
お互いに対比し合うオールフォーワンとワンフォーオール、そしてそれぞれの意思を継いだ死柄木とデク。
デクは今までワンフォーオールを受け継いできた先人達を尊敬しその意思を継ぎたいと思っていますが、死柄木はオールフォーワンである先生の意識を、先代オールフォーワンの意思をねじ伏せる様に振り払っていました。
この先オールフォーワンとワンフォーオールは二人にどのような影響を与えるのか、オールフォーワンはワンフォーオールを奪おうとする目的は、デクは死柄木によってワンフォーオールを奪われてしまうのか。
今後の二人の戦いから目が離せません。
以上「ヒロアカのオールフォーワンとワンフォーオールの関係は?死柄木を操りデクの個性を奪う?」と題しお届けしました。